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フィギュアスケートについて適当に語ってます。


by WhiteButterfly189
お久しぶりです。ジェレミーのファンミ以来ブログを放置していたsahoです。ほんとにすみません。コメ返もままならないという、ね……なんか、もうね……

正直、今オフシーズンは全然情報追えていないですし、各ショーの動画なんて全くと言っていいほど見ていないんです。唯一ジェレミーのThe Iceで披露したHomeだけ見たという体たらくですよ苦笑


そんな状況ではありますが、一年に一回くらい何かアイスショーを見たい!!ということで(単純に9月以降頑張るエネルギー補給ともいう)、今日…じゃなくて日付変わったので昨日になりますが、フレンズオンアイス(以後FOI)の昼公演に行ってきました!! ということでそのレポをお届けします♪

※例によって記憶を元に書いているので何か事実と違ったこと書いていたらすみません。悪気はなく、単純な覚え間違えです。



(1)入場~開演まで

実は、今回は当日券での観戦でした。どうしてこうなったかと言うと、単純に院試勉強にかかりっきりになっていたらいつの間にかチケットがなくなっていたためです苦笑 本当は前日までローチケで立見席は売っていたのですが、電子マネーもクレジットカードも持っていない学生にローチケは使えませんでした涙 この2種しか決済方法がないってどういうことですかローチケさん……


仕方がないので開場一時間前、すなわち10:30くらいから路上で当日券販売を待ちます。この時点で30名近く並んでいました。事前に係員さんから「今回はほぼ満席なので確実に席をお出しできるかは分からない」との説明が。まぁ、チケット取らなかった自分が悪いので了承しましたが、この待ち時間はほんと辛かったです。気晴らしに本とか持っていけば良かったのでしょうが、すっかり忘れてしまって、ひたすらtwitterに愚痴を書き込み続ける始末。すみませんでした…


当日券販売は開場と同時、つまり11:30からの予定だったのですが、少し早まって11:20には販売開始しました。若干枚数ながらも指定席券が残っており、アリーナ南側S席を確保。実際入ってみたらすごくリンクに近い席でびっくりしました。嬉しかったですけど、もう二度と当日券狙いなんてしたくないです。苦笑
新横浜はそこまで客席数は多くないので(昨年FaOI新潟公演を行った朱鷺メッセ比ですが)、少なくとも2階席までならスケーターが小さくて見えないということはないと思います。


そして、新横浜は……寒い!! 本当に寒い!! ミニワンピース+ジーンズを着ていった上に、薄手のダウンジャケットとレッグウォーマーを防寒具として用意していたのですが、あまりに椅子が冷たかったのでひざ掛けは欲しかったです。正直指定席が取れるとは期待していなかったため、座れないならひざ掛けは要らないだろうと思って荷物から出してしまったのです。これは席についてすぐに後悔しました。でも、観戦中は盛り上がっていましたから案外気になりませんでした。ただ、冷えが効いてくると関節が痛んで辛かったので気になる部分に当てるカイロはあってもいいかもしれません。


あと、尋常じゃなくお手洗いが混んでいました。公演前に行ったときは約20分待ち。改めて言うまでもないでしょうけど、こういう時のお手洗いは早め早めが大事ですね。この待ち時間、「そういえば、ショーのリンクって壁がないけれど、これ事故とか起こらないのかな。試合でも壁激突なんてのは割とあるし」とか変なことを考えていました。


では、長すぎる前置きはこの辺にしてさっそくショーの内容に移ります。


(2)第一部
・オープニング
リンクにスモークがかかる中、荒川さんが登場。いきなりドーナツスピンから入ったのでびっくりしましたが眼福でした。その後イーグルを披露してくれていたように見えたのですが、スモークのせいで足元が見えない!! 演出は素敵だったのですが、このときはちょっとスモーク退いてくれと願いました。
それから荒川さんが宙を舞い、出演するスケーターの皆様が登場!! 南側を正面に勢ぞろいしてくれたのですごく迫力ありました。その後 一人ずつ短いエレメンツを披露。印象に残ったのは安藤選手がハイドロをやってくれたこと!! 初めて見ましたよ。


・Get the Chance
若手選手希望者の中から抽選で参加者を決めてプログラムを披露するコーナー(だったかな?)。村上大介選手と佐々木彰生選手が参加するということでしたが、土曜昼公演は佐々木選手が出演。様々なユニークなプログラムで話題になっているのは知っていたのですが、確かプログラムを通して見るのは初めて(←)。本人も「踊りまくります」と言っていましたが、その宣言を裏切らぬダンスプログラムで、本当に楽しかったです!! びっくりするぐらい踊りに切れ目がないんですよ!! ジャンプは失敗してしまいましたが、それを忘れさせるぐらい観客を巻き込んだパフォーマンス、素晴らしかったです。


・グループナンバー
プロスケーターの皆様(荒川さん、有香さん、本田さん、やまとさん、シェイリーンさん、スルツカヤさん、イリヤ・クーリックさん)が出演。有香さんが振付をされたとのこと。最初はすごくしっとりとしたスケーティングで魅せるスローナンバーだなぁと思っていたのですが、眼鏡をかけたやまとさんが入ってきた時点で一気に笑えるプログラムに。まぁやまとさんに突っこむ皆さんが面白いこと面白いこと。それでもプログラムラスト付近のイリヤ・クーリックさんのデスドロップの迫力で一気に印象が変わった……はずが、最後のポーズ、観客に向けて立つはずが、やまとさんだけ逆向きに立っていたのに全て持っていかれました笑 退場の時に観客に手を振っていたやまとさんがスルツカヤさんにせっつかれていたのも面白かったです笑
※海外のプロスケーターってどう呼んでいいか分からないので、ここに書いた表記で統一します。他意はないです。


・鈴木明子選手
今季FSの一部(シルク・ド・ソレイユ)を披露してくれました。チェロ(?) の低音メロディーと独特の弦楽器の音色の美しい音楽に、情感あふれる演技がすごく合っていて、一目で好きになりました。本当に今季も期待しています。ジャンプもすごく調子が良さそうで、3Lz、3F、2A、3Sを完璧に決めていました!! あと、ステップなんですけど、あれはサーキュラーなのでしょうか?それともストレートラインが入らなくなって折り返しが長くなってしまったのでしょうか?どちらにせよ見ごたえがありそうで、早く競技リンクで見たいなぁ…
あ、鮮やかな青に差し色の緑が入ったワンショルダーの衣装がすごく素敵でした。多分、遠目で見ても映える衣装でしょうね。比較的近くで見てもすごくディテールが凝っていて、特にフリルが綺麗でしたよ~


・ウィーバー&ポシェ組
例によって初見のペア(もう少しカップル競技見たいんだけどねぇ……)。とにかく近くをもの凄い速さで通り過ぎていくリフトが凄かったです。ウィーバー選手の衣装が、金色の地に金色の房が全体についたような(上手く表現できない…)衣装が綺麗でした。動きに合わせた房の動きが躍動感を増しているように感じられて。


・田村岳人さん
ソロナンバーは、受け狙いには走らず格好よく決めてくれました。使用曲、かなり有名なんですけど(シ♭ラソ~シ♭~ソシ♭~シ♭ラソ…ってやつ)、何でしたっけ?苦笑 最初に、確かLzからの3連続を跳んでくれたのですが、1stはとても綺麗で2ndをつけたところ若干着氷が詰まっていたように見えたのですがそれでも着氷していました。ここに3rdをつけたらリンク外に出てしまって転倒……見ているだけでも痛そうでした。でも、そんな様子を露ほども見せずそこから先の演技をびしっと決めているあたり、流石のエンターテイナーだなぁと思いました。そもそも、無理してでも3rdをつけていることそのものがエンターテイナーとしての心意気を示していますよね。


・佐藤有香さん
今度こそ本当にスケーティングで魅せるしっとりとしたプログラム。見ていると、有香さんをコーチとしているジェレミーがエクソジェネシスを滑るのも分かる気がしてきます。本当に溜息ものの美しいプログラムでした。あと、どうでもいいことですが、衣装の背中が逆三角形状に空いているのが気になりました…苦笑


・本田武史さん
初披露のプログラムとのこと。曲名分かりませんごめんなさい。骨太で雄大な演技でした。会場で流れる音楽のベースの振動を感じながら見ると、また格別ですねぇ。生観戦の良さを実感できるプログラムでした。間近で見た3Sの迫力はすごかったです。


・安藤選手&荒川さん
オペラ座の怪人より”Music of the Night” を使ったペアナンバー。とても優しく愛情に溢れた演技でした。二人揃ってのスパイラルとかほんと綺麗でしたよ……一瞬、ミュージカルで見たこの曲のシーンが重なって見えました。この曲をファントムが歌うシーンはまだ、ファントムはひたすらクリスティーヌに優しかったんだよなぁ……とか思うと感慨深くなってしまって。女性ボーカル版を用いていたので、ファントムが歌った場合に色濃く感じられる妖しさは影を潜めて、ただただひたすらに優しさが強調された感もあります。ああ、いいもの見られたなぁ……←私事ですが、明日劇団四季のオペラ座の怪人を見に行くんですよ♪


・小塚選手
今季SPを披露してくれました。昨季のナウシカに近い路線に感じましたし、実際すごく演じやすそうな印象を受けました。今年こそは競技でプログラムの仕上がった形をみたいなと強く思いますほんと苦笑 話題のドーナツスピンは成功していましたよ~!! 背中のそり具合は、まぁ男子選手の限界なんだろうなと思わされましたが苦笑 ジャンプは乱れ気味?4Tステップアウト、3A転倒、3Lzクリーンでした(確か)。
今日は09-10SPの衣装でしたが、またシーズンインまでには変える模様。なお、本人いわくあの衣装は「地味」だそうです(曲or演技の割に今日の衣装は地味、と小塚選手がコメントしていたので)笑

・プレゼントタイム
明らかに公演一番の目玉だったプレゼントタイム。佐藤信夫先生の表彰式と来場者プレゼント抽選の二本立てでした。
荒川さんから、これまでの佐藤信夫先生のフィギュアスケート界への貢献が語られたのですが、ブレードを磨く機会を日本に初めて導入した話や、荒川さんのブレードを取り付けたり磨いたり(オリンピックのSPとFSの間も!!) していた話など初めて知る話もありました。そしてそのあと信夫先生がリンクに登場!! なんとイーグル&イナバウアーを披露してくれました!! 何という貴重なお姿が……!! これだけでもあの暑い中一時間並んだ価値はありました。
このあと、有香さんがイナバウアーでプレゼントを掲げながら入場。このプレゼントは荒川さんのお父様が信夫先生のお名前を刻んだグラスだそうで。プレゼントを渡した後、信夫先生と有香さんとでリンクを一周。お二人が一緒に滑るところを見ていると、本当に仲の良いご家族なんだろうなと思わされました。

このあとの来場者プレゼントは
・やまとさんがくじを引いて座席番号を読み上げるとき「East…じゃなくて東」と言い直していたのが少し可笑しかった
・荒川さんの飼い犬のティラミスちゃんも登場したのですが、ティラミスちゃんがいつの間にかリンクを走って逃げだそうとしていたのにびっくり。犬って氷の上歩いても意外と平気なものなのかしら?笑
といったところが見どころでした。←
当選者の皆様、おめでとうございます!!



(3)第2部
・Lake Swans
と便宜上称しますが、安藤選手のブラックスワン×高橋選手のヒップホップスワン×荒川さんのサイバースワンという豪華なコラボメドレー。今回の公演で一番好きなナンバーでした。3人ともモロゾフ氏の振付なんですけど、やっぱりそれぞれに個性が出ていますね。安藤選手の迫力、高橋選手の…何でしょう?笑 とにかくフィギュア史上空前の独特な世界なのは間違いないないですが…。それに、荒川さんの尖った強さ。でも、3人ともアップテンポな音源を使っているせいか上手く調和していました。3人が南側ショートサードのすぐ近くで揃ってレイバックスピンを披露してくれたときは悶絶ものでしたわ笑
あと、荒川さんが現れてからサイバースワンを思い起こすのに少しタイムラグが必要だったのは私だけ…ですよね苦笑


・Dear kids
ノービス~中学生までのスケーターの中で希望者の中から抽選で選ばれたスケーターがソロナンバーを滑るコーナー。この公演では須藤すみれさん(漢字が分からないので…違ったらすみません。名前は予想がつかないので平仮名で) がナンバーを披露してくれました。曲目はスペードの女王。明らかにスルツカヤさんリスペクトですね~スルツカヤさん、リンクサイドで喜んでくれたかもしれないですね。それだけで少し心温まりました。
肝腎の演技ですが、緊張していたようにも見えましたが、丁寧な演技でした。特にスピンの回転が速くビールマンスピンのポジションが綺麗だったのが印象的です。今後どこかで名前を見かけられたら嬉しいなーなんて思いました。


・シェイリーン・ボーンさん
あれ?シェイリーンさんって最近出産されたばっかりではありませんでしたっけ?とは思ったものの、そんなこと微塵も感じさせないキレキレの演技でした。アイスダンサーの滑りの迫力は、またシングルのスケーターとは違うのかな、とか考えていました。


・鈴木選手&本田さん
リバーダンスコラボ。荒川さんのリクエストによるものだそうです。荒川さんありがとう!!とにかく二人揃ったステップがすごい!! 本当に迫力すごい!! ニワカの弊害で本田さんのリバーダンスを知らないので、そこが勿体なかった…知っていたらもっと楽しめたのに!! でも、鈴木選手のアンダルシア~リバーダンス(09-10SP)のスパイラルからステップラストまで見られたのが嬉しかったです。新プロも楽しいですけど、もう見る機会がなかなかないであろう過去プロを見られるのもまた嬉しいものですよね。最後の鈴木選手と本田さんの「あはは」と「えへへ」の混じったような笑顔が印象的でした。


・パン&トン組
ロミジュリでした。本当にロマンチックな雰囲気が素敵。技そのものも勿論すごいのですが、時折交わすアイコンタクトが本当に優しくて優しくて……ラストの二人折り重なって倒れるところは、今こそ天井カメラ仕事してくれ!! と思いました笑 あ、関係ないですけど、この公演はTV放映用のカメラ入っていたみたいです。天井カメラらしきものは見当たりませんでしたけど。


・イリーナ・スルツカヤさん
例によって曲名不明ですが、ゆったりとしたスローナンバーでした。女王としての貫録がすごいです。そして相変わらずくるくるループが健在だったのが嬉しかったです。あとプログラム構成で好きだったのは、ボーカルがアカペラになったところでビールマンスピンをしていたところ。いいものはそれだけで、飾らなくても十分に美しいということがよく分かりました。


・イリヤ・クーリックさん
カジュアルなダンスナンバー。「聞いていると踊りだしたくなるような雰囲気を出したい」という本人のコメントそのままの楽しいナンバーでした。手拍子出来るプログラムって、観客もすごく乗りやすいです。そしてやっぱりデスドロップの迫力はすごかった!! ←二度目


・安藤選手
すっかりお馴染みになってきたスローバラード系ナンバー。曲名はまたまた不明←
腕の動きの柔らかさが印象的なプログラムでした。最初衣装を見た時「これは ”Why do we fall in love ? ” が来るか?」と思ったのは別の話です。そして今回の使用曲も ”Why must we ~ ?” という歌詞を多用していたのですが (~の部分は覚えていない) 、何かこの辺の問いかけに、安藤選手の今表現したいことの核があるのかな、と考えさせられました。


・高橋選手
今季SP。50~60年代ロックとのことですが、すごく濃い、本当に濃い選曲でした。2年前のマンボを彷彿とさせるような濃さです。前半は、明るい曲調のわりにすごく手拍子の打ちづらい曲で、ぱっと聞いてもリズムが全くつかめず(普段は大体大丈夫なんですが)、非常にノリづらい曲だなという第一印象を受けたのですが、そんな中でも何かリズムを取っている高橋選手はすごいと改めて思いました。4Tは両足着氷ながら、見事な3Aと3Lzを見せてくれ、ジャンプの調子も悪くなさそうな感じです。個人的な好みを言うと、衣装が微妙ですね…シーズンインまでにはまた変わると思いますが。


・荒川さん
ソロナンバーの締めに相応しい、しっとりと美しいスローナンバー。ディズニーで使われている有名な曲だったんですけど…曲名が出てこない涙 優雅なプログラムで溜息ものでした。さすがに3-3はなかったです笑


・フィナーレ
黒ジャケットに黒帽子で統一したお洒落な格好。その下の衣装は人それぞれでしたが、鈴木選手が昨季FSのピンクの衣装だったのは気づきました。もう色々なところでいろいろな演技があって、目が足りないですよもう!! 最後にスケーターの皆様が、客席近くに盛り上げにきてくれたのですが、私の席のほぼ正面くらいに高橋選手が来てくれました!! そこで客席を煽るのですが、高橋選手の盛り上げスキル凄すぎです。思わず乗せられますよあれは。そして最後は皆さん中央に揃って帽子を上に投げてフィニッシュ。


大満足のひと時でした。なお、パンフレットも購入して読んだのですが、面白いです。スケーター一人一人が荒川さんからの質問に答えているのですが、荒川さんの質問文も回答文も手書きなんですよ。すごく味があってよかったです。どれもこれも面白くて全部ご紹介したいくらいなのですが、一つだけすごく読んでいて嬉しかったところをご紹介しますね。

パン&トン組
Q. お財布を忘れたら、誰に借りる?又はおごってもらう?ちなみに…それは何故?
A. 荒川さんに借ります。なぜなら、来年も必ずここに来ますから。 ※公式訳


最後の方は若干力尽きた感はありますが、これでFOI25日昼公演レポ締めます!!
長々とお付き合いくださりありがとうございました。そして、ショーの開催にかかわったすべての方、本当に楽しい時間をありがとうございました!!
# by WhiteButterfly189 | 2012-08-26 00:52 | フィギュアスケート感想(男子)

昨日の記事を編集しようかと思ったのですが、それはある意味面倒ということで、私が撮った写真のうち、一応見るに堪えるであろうものをピックアップしてご紹介いたします。

※注意事項※
・全体的に手ブレとピンボケが酷いです。ケータイ(しかもスマホじゃない)の限界でもあり、私の写真撮影の腕の限界でもあります。ご期待に添えるかどうかは微妙です。ごめんなさい。

・参加者様の顔もそのまま載せています。というのも、ここに載せる写真はすべて主催者様に送った写真ですので、主催者様のFBで公開される可能性があるということ、今回のファンミの写真を主催者様のFBで公開するに当たり参加者様の顔は隠さないということで、事前に皆様了承されているということからです。



ではどうぞ!!



ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0265698.jpg


会場には、Jeremy Abbott's Japanese Fan Club の応援バナーが!!右下の方に小さく見えるのがジェレミーのサインです。あれだけ大きいバナーなのにジェレミーはサインが控えめだね、でもそれがジェレミーらしいねと近くの方と話しておりました。


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0294011.jpg


お土産今シーズンver. FSの衣装が光っちゃって見づらいですね…

ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0304472.jpg


お土産先シーズンver. 表情が対照的ですよね~!!絵を綺麗に保存するため表面のプラ包装を破りたくないんですけど、あんまり長期間中身のガムを放置すると逆に折角の絵が台無しになりそうで困っているところです笑


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_034077.jpg


会場の雰囲気はこんな感じです。奥にちっちゃくジェレミーが写っているのですが見えますかね?


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0341156.jpg


ファンミ会場には来られなかったもののプレゼントを渡したいとのファンの方から、薔薇の花束のプレゼント!!いや~是非Viejos Airesの衣装で持っていただきたい笑 というのは冗談としても、とっても嬉しそうでしたよ。この薔薇はファンミ来場者に配られました。


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0342195.jpg


お手紙&プレゼント手渡しタイムにて。こんな笑顔で喜んでくれるんですもの、私達も嬉しくなっちゃいます!!


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0342971.jpg


プレゼント受け取り中のジェレミー。大きなビニール袋4つがいっぱいいっぱいになるほどの多くのプレゼントが贈られました(私も何か用意すりゃよかった…いや、心づもりはあったんだけど間に合わなかったと言った方が適切か)。


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0343768.jpg


そのプレゼントを袋に入れるのも丁寧に入れている様子でした。すっごく嬉しく思ってくれたんでしょうね!!なお、ジェレミーにプレゼントを渡す前に間違えて袋に入れようとしちゃった方がいらしたのですが(気持ちは分かります!!!!!)、「僕が受け取るよ!!」とばかりに手を差し出していたジェレミーがとっても素敵でした(*^o^*)



ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0344355.jpg


昨日のレポで書きました、「自分が写るべきところなのに写真を撮っていた」ときの一枚。良い演技をした後のキスクラでのジェレミーっぽい感じが少ししませんか?個人的にかなり気に入っている一枚です。これでピンボケさえなけりゃあね…


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0345048.jpg


とっても素敵な笑顔!!これでピンボケさえ(ry


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_0345779.jpg


今回の渾身の一枚。唯一のまともな写真でした。まじで。集合写真撮影時の一コマです。ジェレミーも皆様も素敵な笑顔です!!


ジェレミーファンミレポその2~写真から振り返る_d0204971_035852.jpg


そして、最後はファンミの運営に携わってくださった方々とジェレミーとの集合写真!!ちょっときりっとした表情ですね。これでピンボk(ry




ということで写真大放出会でした!!これを書きながらも昨日を思い起こしておりまして、本当に幸せです。

では、またもお付き合いくださりありがとうございました!!
# by WhiteButterfly189 | 2012-04-24 00:54 | フィギュアスケート雑記
というわけで、twitterでは散々騒いでいたのですが、国別対抗戦後に行われましたジェレミーのファンミーティングに行ってきました!!色々あってジェレミーが帰った後、私もすぐに家に帰らないとまずい状況だったので、途中からはご報告できないのですが、見られた限りのことは書いておきたいと思います。写真もいくつかあるのですが、載せていいのか自信がないので載せません。事後処理がひと段落したであろうところで主催者様に連絡をとってみようかなと考えています。

※主催者様が「自由にアップして構わないですよ」と言ってくださいましたので、今日深夜に、比較的写りのいい写真を何枚かこの記事にくっつけます。流石に今(4/23/7:57)編集する時間はないです。苦笑

なお、記憶だけで書いていますので若干事実と違うことを書いてしまうかもしれませんが、そうしたものがありましたらごめんなさい。優しくコメ欄で指摘してくだされば嬉しいです。


では、どうぞ!!!!





(1)会場到着~ジェレミー登場まで

会場は都内某所のレストラン、ということでご容赦を。70名以上が飲食するにしては、広さはあまりなかったのですが、寧ろその分ジェレミーがいつも近くで見られて良かったです。私が座った席は、やや遠いながらも比較的ジェレミーが見やすい場所でした。まぁ、会場到着当初はジェレミーがどこに座るか分からず、適当に選んだ席でしたのがね。


席に着いたあとは名札を作り、近くの席の方とご挨拶しました。参加者の圧倒的な女性率には驚きましたが、よくよく考えれば、フィギュアのファンは女性が多いですからね。また、後ほどのジェレミーのサイン抽選会のためのくじとして、自分の名前を書いた紙で鶴を折りましたが、意外と鶴を折るのって難しいんですよね。そのおかげで、近くの席の方と自然とお話ができて、私のような超人見知りする人間にはすごく有難かったです。


主催者様や、運営に携わってくださった方からのご挨拶があり、ジェレミーが来るまでしばらく時間がありまして、食事をしながら近くの方と少しお話しすることが出来ました。皆様、本当に観戦経験が豊富。私は新潟FaOI以外の観戦経験はないのですが、周囲の方はほぼ国別を何らかの形で観戦されたそうで。国別のTV観戦すらままならないとはとても言えなかったです苦笑 話題はやっぱりジェレミーのことが中心。2010~2012までの全米に際しての気持ち(2010:神演技に心から感動!! 2011:まさか世界選手権に行けないんて…号泣 2012:良い演技でしかも少しはミスがあったからこれならワールドにも期待できるよね!!)にはすごく共感しました。
※という事情で、国別の感想記事は、できたとしても相当遅れます。ご容赦を…涙


なお、お土産ということで、ジェレミーのイラストが描かれたチロルチョコ大の箱に入った風船ガム2つが参加者全員にプレゼントされました!!ジェレミーのイラストにも何パターンかあったらしく、私の近くでは今シーズン版と先シーズン版がありました。私は先シーズン版を持ち帰りましたが、今シーズン版も写真だけ取らせていただきましたので、大丈夫そうなら上げよっかなーと考えております。本当にイラストが可愛くてジェレミーの特長を捉えているので、開けるのが勿体なくてまだ食べてません笑




(2)ジェレミー登場~お話タイム

会が始まって40分後くらいでしょうか、ジェレミーが間もなく到着するとの知らせが。ケータイで写真を撮ろうと意気込みましたし用意もしたのですが(デジカメ持っていないんですよ苦笑)、実際にジェレミーが現れると、写真そっちのけで騒いでいました笑 いやね、だってね、私のすぐ真後ろ通ったんですよ?笑 落ち着いていられるわけがありませんでした。


最初にジェレミーから挨拶がありました。確か「ファンミ開催してくれて、そしてみんなが来てくれて嬉しいよ!!」といったような内容だったかと(記憶が怪しい苦笑)。そしてプレゼントタイム。ファンミ参加者+有志100名からの、ジェレミーアボット・ボーイズファンドへの寄付を渡しました。


フィギュアスケートってどうしても金銭的な負担が大きいですから、続けていくだけでも大変なことでしょう。だから、昔の自分と同じように苦労している少年スケーターを助けたいという、ジェレミーの思いがあって設立されたのがこのジェレミーアボット・ボーイズファンド。ジェレミーのそうした思いやりに私はすごく心打たれましたし、もともと是非協力したいと思っていました。多分、企画参加者の皆様もそう思われているのではないでしょうか。
実は、この基金への寄付企画は私が知る限りは2度目なんです。1度目は昨年のFaOI新潟の時。この時、ジェレミーは、この基金への協力が何よりものプレゼントだと喜んでくれたので、今回もファン全体からのプレゼントはそうしようということで決定したという経緯がありました(私が把握している限りでは)。


とはいえ、プレゼントは無論これだけではありませんでした。ここからは、正直声がよく聞こえなかったりよく見えなかったりしたためよく分からないのですが(多少食事もしていたので)、色々な方からのプレゼント贈呈がありました。何なのか分からなかったので情報募集中です。笑


その後はジェレミーへの質問&ここが好きだよ宣言タイム!!時間の都合上あまり多くは話せなかったし、私も直接お話しすることは出来なかったのですが、この会話の内容をざっくり要約してお届けします!!要約しすぎてニュアンス違ったらごめんなさい。

Q1「自分が滑った中で一番好きなプログラムは?」

A1「色々な優れた振付師に振付けてもらったから悩むところではあるんだけど、やっぱり今季のFSが一番かな。自分で音楽に調和するよう考えて振付けたからすごく思い入れがあるんだ」

Q2「今季プロの中で、『この部分が特に気に入っている!!』と思う振付はどこ?」

A2「冒頭、サーキュラーステップ、そしてラスト。音楽を感じるがままに動けるから、演技していてとても気持ちいんだ」
※おそらくFSのことかと。サーキュラーはSPにはないですしね。

以下はここが好きだよ宣言タイムより。

「2010全米を見てあまりの凄さにびっくり。そして2011N杯を生で見て完全に惚れ込みました!!笑 ただ滑っているだけで美しくて好き!!」

「毎年毛色の違うプログラムを滑っているのに、そのどれもが素晴らしいという幅の広さがいい。音楽との調和が凄すぎる!!」

ここで進行を一旦区切り、食事&歓談タイムに。近くの方と「やっぱりみんな思うことは同じなんですね~」と同調し合っていました。ステップからの直2Aがツボというのも私の近くの方々では一致した見解でした笑



(3)サイン抽選会&写真撮影


ここで、ファンミ開始前に作った折鶴が生きてきます。これをジェレミーが引いて、折鶴を開いて名前を呼んでくれるという形式。名前を呼ばれた方は、自分の好きなものにジェレミーがサインしてくれるという訳です。最初、サイン抽選会と聞いたときは色紙かなんかがあるのかと勝手に思い込んでいたもので、サインしてもらえそうなものは持っていなかったのですが(だって勉強プリントの裏とか嫌だし)、何かないかなーと思って鞄の中をあさりました。手帳があったので、それがいいかなと思っていたのですが、くじには当たらず。残念。というか当たった人が心底羨ましすぎるぞ~笑


びっくりしたのが、スケート靴にサインしてもらっている方がいたこと。初めて実物を間近で見ましたけど、すごく重そうですね。その靴で練習したら、練習熱が何倍にも上がるだろうな~でも、勿体なくて履けないかもしれないです、自分だったら。とにかく、10名くらいが当たっていたのかな。当選した皆様、本当におめでとうございます!!


そして最後に、お手紙(+プレゼント)をジェレミー本人に直接渡し、握手して、テーブルごとにジェレミーと一緒に記念撮影!!緊張しすぎて頭が真っ白になりまして、自分でも何言ったかよく覚えていません苦笑 でも、多分そんなに沢山は話せなかったと思います…直球に”I love you”とか"愛してます"とか言っている人も結構いましたけど、私は無理だわ苦笑


ジェレミーは一人一人から手紙を受け取るたびに「ありがとう」と丁寧にお礼を言ってくれて、すごく嬉しかったです。リアクション自体はすごく抑えた感じですけど、そこから感激の意が漏れ出ているような印象を受けました。なお、集合写真撮影ですが、私が写るべきときに、それを自覚せず普通に自分も写真を撮っていたというお間抜けなミスをしてしまいまして…進行を遅らせてしまってすみませんでしたとひそかにここで謝っておきます。ま、その時の写真のジェレミーの表情が、すごくおどけた感じで素敵なのですがね(若干手ブレがあるものの)。



最期にジェレミーが挨拶してくれました。「これだけたくさんのファンが、自分のスケートを好きだと言ってくれて、こうして集まってくれたのがすごく嬉しい。途中気持ちが昂っちゃった。心の底から感謝しているよ!!」という内容。私たちは最初から最後まで昂ってましたが笑、これにてお見送り。しめて1時間30分程度でしたが、楽しい時間はあっという間ですね…30分かそこらかくらいにしか感じませんでした。


ここで、通訳をしてくださった方からご挨拶があり、一旦中締め。ここで私は帰らせて頂きましたので、これ以後についてはご報告できないのですが、抽選のあたりから誰も食事をしておらず、お皿がテーブルの上にぎっしり、という状態だったので皆様、あの後結構お食事されたのかなと思います。あ、ちなみに食事も美味しかったですよ~途中から全然食べていなくていくつか冷めちゃったものもあるのがお店側にちょっと申し訳なかったです。




ということで、長くなりましたがファンミレポはこれにて締めさせていただきます。お付き合いくださりありがとうございました!!そして、ファンミ開催にかかわったすべての方、会場でお話しさせて頂いた方、本当にありがとうございました!!
# by WhiteButterfly189 | 2012-04-23 01:24 | フィギュアスケート雑記

明日はいよいよ国別対抗戦ですね!!という盛り上がりには若干欠ける今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。やっぱり国別ってワールド直後ですから試合というより大規模イベントの一環に近い気がして…苦笑



最近私は半端なく忙しいというか、下手したら社会人レベルに学校にいる時間が長いのですが(何といっても週休1日の威力は大きい)、以前ちらっと書いた中国・北京に先日旅行してきまして、もう結構間が空いてしまっているのですが、もっとひどいことになる前に書いておこうかなと思い、今パソコンに向かっております。


初日・2日目の旅程はワールド男子SPの記事の後にくっつけてあるので、ここでは先に3日目と4日目の旅程を書いておきます。


□□□□□□

ⅲ)3日目

一番不幸な手違いが連続した日でした。この日も留学生の友人が現地の旅行会社でパックツアーを申し込んでくれていて、万里の長城などを回る予定でした。ところが、その友人の携帯電話がこの日の朝急に壊れて電源がつかなくなってしまい、旅行会社と連絡が取れなくなってしまったんです。そこで、ホテルの部屋の電話を使えばよいのでは?と朝食の席で提案したのですが、今度は部屋の鍵(カードキー&オートロック式)が明けられなくなってしまうという…仕方なくホテルのフロントの電話を借りたのですが、それで連絡が取れたころには、既にホテルに迎えに来てくれたバスは発車した後でした。


結局、「お客をツアーに連れていけなかったというミスがあると査定に響くから(意訳)」という理由も先方にはあったらしく、旅行会社の常務・専務クラスの方が自家用車で迎えに来てくださり、万里の長城と北京市内を往復してくださいました。ちなみにこの方、このために急遽休日出勤になったそうで。やむを得ないこととはいえ本当に申し訳ない…こういう臨機応変の対応は、日本の旅行会社よりも優れているかもしれないなと思いました。この一件について一番責任重いのはホテルの管理人なんじゃないの?と個人的には思います。まぁ、私たちは4人で旅行しており、ツイン2部屋取っていたので、彼女が泊まっている方じゃない部屋(に私は泊まっていました)の電話を使ってもらえばよかったと、冷静になってから気づいたのですが、後の祭りでした。


なお、万里の長城といっても広いのですが、私たちは一番観光地化されている八達嶺付近に行きました。そこから人波に従って歩いたのですが…いや、あれは歩いたとは言いませんね。ほぼ階段になっていたのですが、段差の大きさにばらつきがあり、しかも一部の段差があまりに大きかったので、これはロッククライミングかと思いました。服装をスニーカー+ジーンズにしたのは大正解でしたが、標高の高さから寒いだろうと予想し厚着していったは失敗でした。運動量が多すぎて、途中から大汗かいていましたから。あまりに体力的にきつく、25分程度上った所でギブアップ。まぁ、根が運動嫌いな私にしちゃよくやりましたよ苦笑


北京市街地に戻った後(ここで旅行会社の人と別れました)、そのままホテルに戻るには時間があまりすぎだったので、北京大学を見に行きました。北京市の北西のはずれの方にあるのですが、とにかく広いこと広いこと。私の通う大学も無駄に敷地面積が大きいので、ある程度の広さには慣れているはずなのですが(学内の移動に自転車が欲しいレベルです)、それよりも遥かに大きいです。建物と建物の間隔が広く、木が鬱蒼と茂ることもないので解放感があります。何より、大学構内に寮があるのには驚きました。昔の日本の大学はそうだったのでしょうが、最近では全寮制の学校なんてそうそうないですものね。なお、大学の中に大きな池があり、その周りはいい散歩コースになっていました。


夕食は上海料理を頂きました。「日本でも食べられるような典型的な食事じゃつまらないじゃない」という留学生の友人の意見により、日本ではあまりお目にかかれないような料理が多めでした。中でも一番美味しかったのはダチョウの卵を溶かしたものと豆腐をグリンピースと小エビを和えたものでした。海鮮系は少なめでしたが、これが本場の上海料理かと思わずにはいられないほどエビの食感が良かったのが印象的でした。お値段も100元いかなかったかと思います(1元≒13.5円レート)。


ⅳ)最終日

とりあえずお土産を買いまくる日でした。私は研究室への手土産と家庭教師の教え子ちゃん宅と自宅用だけ買えばよかったのでさして悩むこともなかったのですが、多く買わなければならなかった友人はてんてこ舞いで、ちょっと気の毒でしたね。

帰りの飛行機はあまり揺れなくて本当によかったです。最初のうちは、実際には揺れていないのに飛行機が揺れていると錯覚してしまい嫌な気分だったのですが、ずーっとしゃべっていたら次第に大丈夫になっていました。



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これだけしゃべっておいて他に何が言いたいのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここからが本題です。


中国人は日本人よりはるかに英語が上手い、と思っていらっしゃる方、結構いるのではないでしょうか。確かに英語の上手い中国人がいることは否定しませんが(2日目の現地ガイドさんは非常に聞き取りやすい綺麗な英語をしゃべってくれました)、必ずしもそうではなさそうだな、と思う出来事があったのです。


それは、4日目にお土産を買おうと、比較的高級かつ老舗のデパートに入った時でした。とりあえず一通り見て回りたかったのですが、ある扉の前に受付嬢と思しき若い女性が2名いたのです。私たちが扉の先に進もうとすると何か話しかけてくるのですが、如何せん誰も中国語が分からなかったので(その時、留学生の友人は席を外していました)
"I can't understand Chinese."
と受付嬢に言ったのです。ところが、この言葉さえ通じていない様子だったのです。仕方なく、漢字を見れば大雑把に意味が分かるかもしれないと思い筆談して事なきを得たのですが(先方は「中国人以外は入るな」と言っていたようです)、日本人で"I can't understand Chinese."が分からない人ってどれだけいますか?まして外国人へのお土産を売る高級(?)老舗デパートですよ?冗談かと思いました。


その一方で、そこに比べれば比較的安価な、個人のテナントが軒を連ねて一つのビルに集まったようなビルにも行ったのですが、ここは驚くほど英語が通じるんです。しかも、私たちが日本人だと気づくと、「みてみてー」だの「こにちわー」だの片言の日本語で「愛想よく」話しかけてくる。受付嬢と比べてどちらが金銭的に豊かなのかは分かりませんが、言語っていうのは使わなければ習得できないのだなという当たり前のことに気づかされました。


なお、こういうところでは物を買う際に値下げ交渉をするのが当たり前だとか。日本人には、こういう交渉が苦手な方多いのではないでしょうか。私も嫌でした。むしろ、向こうの言い値には何らかの根拠があっての値段なはずだし、むやみにこちらの利害だけでいろいろ言いづらい…とか遠慮してしまう部分があるという面もあります。郷に入っては郷に従え精神で、慣れないながらに値下げ交渉をやりましたけど、大体2/3くらいに値切るのが精一杯でした。出来る友人は半値近くに値切ってましたけどね…


こうした交渉をやって、「お得に買えたー♪」と素直に思える方ならいいのです。問題は、私のようにそう思えない方、「こんな面倒な交渉するくらいなら言い値で買うよ!!」とか思ってしまう方です。


こう思ってしまう方こそ、「主張できない日本人」と言われてしまうのではないでしょうか。中国人にとってはこれが日常だから、自分の利害を主張するということについては幼少時から無意識に訓練させられているでしょう。しかし、日本ではまずそんなことありませんよね。あるとしても、ステレオタイプ的な大阪のおばちゃんだけでしょう(全員がそうって言ってはいませんよ)。これを苦手に思うということそのものが、日本の国民性なのだろうな、と買い物交渉しながら強く実感したのです。


正直、こうやって自己主張のテクニックを幼い頃から教えられてきた人たちに交渉で勝つのは、非常に難しいことだと思います。出来るとしたら、よっぽど交渉の才能がある人だけでしょう。結局、「主張できない日本人」が悪いというよりも、「主張できる素地があるにもかかわらずその才能を発揮できる立場にいない」人が確実にいるであろう事の方がよほど深刻に思えてなりません。まぁ、所謂「主張できない日本人」なのにもかかわらず、そういう立場に立たざるを得なくなった場合は慣れていくしかないのでしょうが…


「これからのグローバリズムの時代、外国人にも引けを取らずに主張できるようになろう!!」とかいうお題目、空々しく見えて仕方ありません。
# by WhiteButterfly189 | 2012-04-19 00:49 | フィギュアスケート雑記

世界選手権2012女子FS感想


まずはコストナー選手、レオノワ選手、鈴木選手、メダルおめでとうございます!!!!!ワグナー選手を含めたこの4人が、FSでは圧倒的に良い演技でしたし、順位にも非常に納得しております。


特に、今季の女子のFSプログラムでは最も好きな2つのプログラム――コストナー選手と鈴木選手――の良い演技が見られたことが本当に嬉しかったです。
コストナー選手、本当に演技の流れが素晴らしかった。あの美しいスケーティングに、ステップの音の拾い方の細やかさに本当に感激しました。正直、その直前に滑った村上選手のステップの序盤の音の拾い方が(音楽の細やかさに比して)甘かったので、なおさらコストナー選手のステップの見事さが一層際立ちましてね。あと、バックスパイラルの姿勢もすごく綺麗で好きです。
今シーズン一番安定していた選手が順当に世界女王になるという展開でしたね。いろいろな苦境を乗り越えて、悲願の世界女王のタイトル獲得、本当におめでとうございます!!


そして鈴木明子選手。SPよりもずっと生き生きとした演技だと思いましたし、何よりSPの時点で気にしていた不可解な音楽とのずれがなくて心底安心しました。何より、笑顔で滑っている鈴木選手を見るのが本当に幸せでした。今までの様々な苦難(そりゃ選手生活を続けるうえで苦難のない選手はいないでしょうけど)を乗り越えての銅メダル。毎年毎年進化を続けてのこの結果、本当に嬉しいです。じんわりと喜びをかみしめています。
しかも、5種トリプルをエラーなく全てFSで決めたという点で(後半抜けてしまったLzも、演技冒頭で美しくきめていましたからね)、技術的な構成面でも女子トップ選手としてはバランスが良く理想的でした。でも、鈴木選手自身は悔しかったんでしょうね…後半の3Lz決まらなかったの。そのためにシーズン後半は色々構成変更などしたようですし。
だから…来シーズンも続けてほしいな~なんて。1シーズンごとに(現役続行していくか)考えていくとのことですし、正直今シーズンいい結果を出しすぎたら引退してしまうんじゃないかって、それだけが不安だったんです。勿論、鈴木選手ならショースケーターや振付師、コーチとしてスケートの世界で生きていくことはできるだろうと私は思うのですが、折角3-3習得した今、現役引退は勿体ないし、何より試合に出てくれていた方が演技を見る機会は多いですからね…苦笑

※これを書いた後に知ったのですが、どうも鈴木選手は現役続行に気持ちが傾きつつあるようですね。嬉しい!!来季も楽しみにしています!!
ソース:http://www.daily.co.jp/general/2012/04/02/0004936495.shtml


レオノワ選手、昨年は明らかに採点が悪くてメダルを逃し、本当に気の毒だったので(未だに私は、昨年のワールドの銅メダルはレオノワ選手が獲るべきだったと思います)、ここでリベンジを果たしてくれてとても嬉しいです。プログラムそのものについて言いたいことはあるのですが、大きく崩れずに演技をまとめられたのを見て、さすがロシア女子勢最年長としての大舞台の経験の多さがものを言ったなと思いました。
レオノワ選手はまだ21歳なのに、ロシア女子シングルの選手の中では最年長です。更にそのちょっと下の世代は才能のある選手が続々と登場しているという状態の中、自分の位置を確立しないといけない、というプレッシャーはあったと思います。昨年のロシアナショナルのFS演技後、普段なら会心の演技の後は飛び上がって喜ぶレオノワ選手が嬉しさに泣き崩れた姿、今も忘れられないんですよ…だから、今回の銀メダル獲得に関して、頑張ってきたレオノワ選手が報われて良かったなぁと思うのです。枠を減らしたら、自分が世界選手権に出られなくなる可能性もあるわけですからねぇ。各国とも、シビアな事情があるものです。


ワグナー選手のブラックスワンも素晴らしかった。全米の際に、このプロについて言いたいことは大体言ってあるのでここでは割愛しますが、今年のワグナー選手は、ここ数年使いきれなかった神演技券を一括大放出したのかと思うほど素晴らしいFSをたくさん見せてくれました。そのおかげで、アメリカ2枠はなんとか保持できたのです(ホントは3枠を今度こそ獲得してほしかったけどね!!笑)。才能を見事に世界にアピールできた一年でしたね。名プロとの出会いの大切さを思い知らされました。あ、別にこれまでワグナー選手に名プロがないとかそんなこと言うつもりじゃないですよ。中でも韃靼人(09-10FS)は大好きですよ。



村上選手、アクセルはやっぱり苦手意識が抜けないんでしょうかね。3T-3Tを後半に持ってきたのは挑戦だったと思いますけど、2ndがURという結果に。うーん。そもそも3T-3T自体がFSでは得点効率が悪いジャンプなんですよね。というのも、

3Lz
3F
3F
3Lo
3S
3T-3T
2A

(村上選手の構成)という構成と、

3Lz
3F
3F
3Lo
3S
3S
2A-3T
(順番は適当に。連続ジャンプもどっか適当にくっつけて考えてください)

という構成だったら、2Aにセカンドをくっつけるのが嫌でなかったら、明らかに後者の方が負担は少ないわけです。今回の例では、後者は2回跳ぶるのを3T→3Sにしましたけど、もしLoが苦手でなかったらLoを2回跳べばもっと基礎点は上がります(この状態がほぼ鈴木選手の構成。鈴木選手はFでなくLzを2回にしていますが)。あとは、GOEの比率の問題ですね。2AはGOE+1という表記は0.5点相当。3Tは0.7点。では2A-3Tは?という問題が出てきますが、これは(プロトコルから察するに)0.7点になります。だから2A-3Tが難易度の割にお得なジャンプなのです。このため、3T-3TをFSで飛ぶ選手は、SPでの人数より少ないわけです。

ただ、村上選手は3Loが得意でなく、FSで2回も入れるのは難しいというのが今季序盤で分かりました。2A-3Tがどうなのかはよく分かりませんが、アクセルジャンプが得意でない村上選手(たまにSPの単独2Aが抜けたりしますからね)には、3T-3Tの方が飛びやすいのかもしれません。Lzを2回にしたって、エッジエラーを食らってしまいますから、難易度の割に得点効率は悪い。その結果が今回の構成なのでしょうが…私は順当に、3Loに自信をつけてほしいなと思います。

それより気になったのが、コストナー選手の部分でも触れましたが、村上選手にしては珍しく、ステップ部分での音の取り方が甘かったことです。ステップの序盤は軽やかで音符数が多いメロディです。ですから、ここの動きは少し細かいくらいの方がいいのになーと思ったのですが、ジャンプの抜けが続いた後であるせいか、音楽に乗れていなかったなと思いました。まぁレベル自体は4をとれているしGOEも0.9来ているので、得点的には十分なのかもしれませんけど、プログラムを作品として見たときにすごーく違和感があったので思わず言っちゃいました汗
なんか苦言ばっかりだらだら書いてしまいましたけど、昨年からの着実なステップアップは素晴らしいと思います。来季の更なる飛躍を祈っています。



浅田選手に関しては…まぁ、ここで優勝なんかしてしまったら、またソチに向けて浅田選手の弱点を狙い撃つようなルールが出来てしまいかねないんで(別に陰謀論を言いたいわけじゃないですよ。こういうのは国際政治の範疇。綺麗汚いの問題ではなくね)、かえってよかったと前向きに思いたいです。
とにかく全体的に元気がないのが気になりました。演技直前に鼻血が出ていたのではとの情報も耳にしましたが、事実だとしたら相当疲労が溜まっていたのかなと思います。シーズン途中にお母様が亡くなるという不幸もあった今シーズン、知らないうちに今までになかったストレスもかかったのでしょうね。
技術面で一言いうなら、あの鉄壁のLoが最近崩れているのがすごく気になります…一番ジャンプが崩れていた昨季序盤でさえもきちんと跳べていた安心のLoが。どうしちゃったのでしょうかね。
とにかくお疲れ様でした。ゆっくり疲れをとって、また来季素敵な笑顔を見せてください。





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今回は日米ともども佐藤組が力を出し切れませんでしたね…大好きな選手が多い佐藤組なだけに本当にそこだけが残念でした。一番良かったのがマルケイ選手ではないでしょうか。イタリアも3枠おめでとう!!と言いたいのですが、イタリアの女子シングルの選手、コストナー選手とマルケイ選手しか知らない…苦笑



ということで世界選手権の感想はここでしめたいと思います。選手のみなさん。国別が残っている選手以外はお疲れ様でした。ゆっくり休息して、また来季素敵な演技を見せてください!!
あと、引退する選手。っていうか今情報を得ているのがKVDP選手だけなんですけど、KVDP選手、今まで本当にありがとう。ダイナミックなジャンプで観客を魅了してくれる数少ない選手の一人でした。そして、今大会のFS、4Tと3S-3T-3Tには燃えました!!!ありがとう。


国別出場選手の皆さんは…この疲れているときにもう一試合なんて、本当にお疲れ様です苦笑 ワールドのように最高の、とは言わないまでも、来季に向けての足掛かりを得られるような演技をしてくれればな、と思います。

ということで、無駄に長い感想にお付き合いくださりありがとうございました!!!!
# by WhiteButterfly189 | 2012-04-02 21:11 | フィギュアスケート感想(女子)